少し前の日経流通にヤマダ電機が住宅メーカー(エス・バイ・エル)を買収したという記事が出ていた。
今年の初めに古い家をリフォームしてからというもの、住宅関連に興味が出始めてしまったからこの記事が気になってしまったのだと思う。
リフォームする前に住宅展示場を色々見に行ったり、素材だったり、デザインだったり、流通経路、住宅設備の単価など等、調べていくうちにどうにもこうにも納得出来ない事が多々あったからだ。
お願いした工務店さんはもの凄く良心的で、予算が少ないという事もあり、冬の仕事が薄い時期に手間賃だけでもと言ってくれて、クロスから個人仕入れOKだよと言ってくれるような所だった。
色々、個人で手配していくうちに当り前の用に面倒になり、住宅展示場に足を運ぶのも微妙な感じに。
どこを見ても特注デザイン以外は、そんなに変わらないし、大手の積水ハウスでさえシェアの4%という話を聞いて、特殊な市場なんだなと思った。
住宅関連、例えばサッシの種類や色も限られていて、床も全部覚えられるくらいの素材ぐらい。
高い買い物だというのに競争原理が全くないなと。
一番納得がいかなかったのは、工務店や住宅メーカーの力関係が大きく見え隠れた点だった。
例えば、代理店A社とB社があって、A社で参考上代100万円のキッチンを買うと60万円でB社だと70万円。
10万円の差額だ。
納得は出来ないですが、これをリフォームで1つだけ買うなら、色々昔からの取引先で付き合いもあるだろうと考える事もあるので、しょうがないなと思えますが、大きい差額だ。
キッチンだけならまだしもトイレ、手洗い、床、扉などなど全て同じ掛け率だったりするものだからA社とB社だけでも随分差が出てきてしまう。
しかも、それを買うのには直接買えなくて、代理店を通すのが原則で本当の値段はいったいくら?って感じだったり。
もう1つは基本的にA社のキッチンを買うと割引率が高いけど、その他メーカーのキッチンだったら割引があまりないよという、接客が存在した事。
設定されている参考上代の値段自体がよく分からなず明らかに高い場合もあるというのに。
まとめますと、
総合住宅関連メーカー社(参考上代の設定がメーカーによって不確か)→代理店→工務店→依頼者(私)
100万→35万→50万→60万といった具合だろうか。
今回の工務店さんはキッチンなどを代理店から購入しても全く上乗せしなかったので安く手に入れる事が出来ましたが、多分もの凄いふっかけられている人もいるんだろうなと思った。
日本の古い商慣習がはびこおっているこの分野にヤマダ電機が挑んでくれたら、同じ物でも随分安い買い物になるような気がする。
記事にも書いてありましたが、駐車場に見本住宅も作れるし、普段興味がない人でも目にとまる事によって消費者が随分賢くなる気がした。
課題はやはり人材かな。
自分で何でも考えて出来る人だったらいいのだろうけれど、高い買い物だからこそ、信頼関係がどうしても左右されてしまう。
今の所、金銭的ににまったく建てるイメージなんて出来ていませんが、一生に一度くらい建ててみたくて。
商慣習を覆す事で住宅革命を。
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